「国際バカロレア(IB)PYP(Primary Years Programme)」の候補校となりました
※こちらの記事は2022年にnoteで公開しているものです。
Aloha設立の想い
2022年7月、Aloha International Preschoolは、日本の文部科学省が唯一認める国際教育プログラムである「国際バカロレア(通称:IB)のPYP(Primary Years Programme)、正式な候補校として承認を受け、導入を開始しました。これを機に、3年後、2025年を目安に認可校を目指します。
この国際バカロレア(IB)PYPについてお話する前に、少しだけAlohaのことを振返させてください。
2007年2月、今から15年ほど前、足立区近郊には国際教育を学べる環境もなかったころ、Alohaが誕生しました。
あなたが初めて我が子に出会い、親となったあの日から
こう考えたことはありませんか?
「親として我が子の将来のために何ができるのだろう」
「何を残してあげることができるだろう」
私自身、親として子供の将来を想う気持ちと、教育者として子供の未来を導きたいという想い、その両方が込められ、日本に住んでいるこどもたちが将来世界へ羽ばたいて欲しい、そんな想いから、Alohaを開校しました。
Alohaの授業
Alohaの授業は、全て英語で行っています。
ですが、Alohaに通う子供たちはほとんどのお子さまが英語を母国語としていません。
入園時にはまったく英語を話せない、というお子さんがほとんどです。
にもかかわらず、年中長クラスではディスカッションや探求がすべて英語でできています。こう聞くと、本当に皆さん驚かれます。
こういったことが実現可能なのはAlohaが大切にしている、考え方があるからです。
英語という言語は、ツールにしかすぎません。
Alohaの子供たちは英語を覚えるのではなく、英語を使って学びの探求をしているのです。
実際のAlohaの学習には、さまざまな工夫が隠されています。
例えば年中長縦割り教育の目的として、
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子どもたち同士が互いを認め合う
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違いを受け入れ、より良いものができるように協働する
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助け合う心を育む
などを掲げています。
この目的のために、Alohaでは多くのアクティビティーを用意しています。
それは頭だけで考えるのではなく、実際に体験することで、子どもたちの探求意欲が掻き立つと考えるからです。
そしてアクティビティー毎に、子どもたちの協働をサポートするためのグループ学習を行っています。
教えられるのではなく、子どもたちが探求し自ら気づき、自分自身の言葉で伝えられること。その方法としてAlohaでは概念からの学習を取り入れた探求学習が中心となっています。
これらの一連の学習が他にはない、Alohaならではの強みでもあるのです。
一人ひとりの可能性を引き出したい
子どもたちは、一人ひとり異なった「素敵」と「可能性」を持っています。
だからこそ、誰かと比べるのではなく、子どもたち一人ひとりの素敵をたくさん見つけ出し、可能性を引き出してあげたいのです。
これからの未来を生き抜く力を子供たちへ、そしてより良い国際教育を提供できる環境を用意し、子どもたちと共に歩み続けることが私たちAlohaの使命だと思っています。
そしてこれから社会で遭遇する問題や機会を考察できるよう、探求型学習による真の学習体験を通して学んでいきます。
子ども達が出す結論
さて今月のテーマ「ジャングルの動物」。
このゴールはどこになるのでしょうか?
ここまで読んでくださった方なら、冒頭でお伝えした「なぜAlohaでは、動物の絵や写真を見て、名称を答える」ことをゴールにしていないか、ご理解いただけてたと思います。
さらにいうならば、Animals in Jungleを学ぶことが目的でもありません。
動物たちは生きていくために必要な環境を選び生活していますが、それでも争いを避けることができないこともあります。
でも、私たち人間は、人と人が争わなくても生きていく手段や方法を持ち、考える力も言葉で伝える力もあるのです。
Alohaの子ども達が、それに気づき、導き出す方法や行動が楽しみでなりません!
それこそが、真のゴールでもあります。
そしてこれが、Alohaの「人」を育てる教育なのです!
国際バカロレア(IB)のPYP認定校へ
冒頭にもお伝えしましたが、2022年7月、Alohaは国際バカロレア(IB)のPYP(Primary Years Programme)候補校となりました。
これから、約3年間を経て認定校を目指していきます。
国際バカロレア(IB)とは、国際バカロレア機構が提供する国際的な教育プログラムです。
元々は国際的に通用する大学入学資格(国際バカロレア資格)を与え、大学進学へのルートを確保することを目的として設置されたものです。
そして日本の文部科学省が唯一認める国際プログラムでもあります。
Alohaは国際バカロレア(IB)のPYP(Primary Years Programme)、3歳から12歳の児童を対象とプログラムでの候補校です。
では、なぜ国際バカロレア(IB)のPYP認定校を目指していくのでしょうか?
それはAlohaの教育理念が国際バカロレア(IB)が提示する10の学習者象に一致しているからです。
国際バカロレアの10の学習者象とは
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Inquirers 探究する人
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Knowledgeable 知識のある人
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Thinkers 考える人
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Communicators コミュニケーションができる人
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Principled 信念のある人
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Open-minded 心を開く人
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Caring 思いやりのある人
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Risk-takers 挑戦する人
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Balanced バランスのとれた人
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Reflective 振り返りができる人
どうでしょうか?
あなたが我が子にこうなって欲しい、という想いと一致しませんか?
Alohaでは子どもたちのより良い学びを提供していくために、私たち自身も常に学び続け、より良い教育方法を探求し続ける必要があると考えています。
だからこそ、その探求の一つとして、国際バカロレア(IB)のPYP候補校としてチャレンジすることにしました。
このチャレンジの先には、Alohaの子供たちの真の国際人としての成長という楽しみがあります。
幼児期の学びの先に、学んだことを自分たちの生活の中で活かしていくこと、実行に移す体験を増やしていくこと、これらは将来にわたって必要な学び方でもあるのです。
国際バカロレアのプロブラムを取り入れ、さらに子供たちの国際教育を『豊で価値のあるもの』へと繋げられるようになり、子どもたちの更なる成長に驚かされる日々です。
あなたもAlohaの学びを子どもたちと一緒に、楽しんで下さい。
Alohaはこれからも子供たちのベストな学びを見つけるために、探求し追求し続けます。